違法営業風俗店の摘発について

たとえ違法でなくても風俗店は法規制でがんじがらめ。摘発までの経緯、万が一に摘発されたときの対応策など摘発されない対応策、警察への相談なども。

脱法営業の風俗店の開業

風俗店のトラブル

法令に基づいて届出した風俗店とはいっても旧来からの因習がある。暴力団への挨拶もそうだしミカジメもある。本番強要の客への対応も無理はできない。暴力行為が伴えば警察に突き出すが、「やらせて」程度の本番強要はどうするのか迷うところだった。
脱法営業の風俗店の開業

風俗店の開業資金はいくら必要か?

オーナーは風俗店の開業までに2000万を手出ししている。物件の契約に2件合わせて約800万。内装工事で約570万。細々した備品は約100万。前払いとなる広告費が約180万。その他には現店舗の空家賃や摘発の慰労金なども含めれば2000万を超える。
脱法営業の風俗店の開業

歌舞伎町で風俗店を開業するには?

歌舞伎町では代金さえ払えば借りられる店舗物件がある。細かい審査なしで個人でも賃貸契約できる。坪単価は15000円から路面店では50000円になる。割高ではあるが開業するのが風俗店であっても借りられるので納得できる金額ではあった。
風俗店の摘発

脱法営業の風俗店とは?

まず歌舞伎町に事務所を開設して、警察に無店舗営業のデリバリーヘルスの届出をする。割引チケットで集客する。脱法営業とされるのは客を対面で受付する部分。店舗と同じじゃないかという指摘もありそうだが、警察OBの行政書士のお墨付きのシステムだという。
風俗店の摘発

新風俗のシステム

新しい営業形態の風俗店は、まずデリバリーヘルスの届出をして歌舞伎町で無店舗として営業をする。女性の派遣エリアは店から歩いて1分か2分まで。派遣する場所はレンタルルームという風営法でも定められている簡易休憩所を利用するというシステムだ。
風俗店の摘発

逮捕と当番弁護士

逮捕されたら取調べ室へ。まずは弁解録取書を差し出される。逮捕事実に対して弁解があれば、この書類に記される。黙秘権と弁護人選任権の告知もされる。当番弁護士制度の説明も。私選でも当番でも弁護士の意を示せば、警察から弁護士会にFAXが流される。
風俗店の摘発

風俗店の摘発で逮捕された日

歌舞伎町とはいっても違法営業の風俗店は摘発される。捜査員は私服で駆け込んできた。警察のパスケースをかざしながら、3人の捜査員が無言のままフロントに入ってきたのは最終段階。逮捕状が示されて以外に丁寧に手錠がはめられ「確保!」と時間が読み上げられた。
違法風俗店の開業

新宿警察署から警告書がきて出頭する

違法風俗店に刑事が交付する警告書は小さめ。根拠となる条例を示して『この店舗は違法営業です』という文言だけ大きくて、責任者に自主的な閉店を促す文面がある。もう1枚は出頭要請書。『正当な理由がなく出頭しないときは、逮捕状を執行をする場合もあります』とある。
違法風俗店の開業

歌舞伎町浄化作戦の摘発

歌舞伎町浄化作戦の摘発で風俗店は自粛ともいえる状況だったが、一方で新規客は微増していく。混んでいるときに来店した客が入りたがるのと同じで、摘発強化で風俗店が閉まるとなると入りたくなるのか。歌舞伎町に来る遊興客は、またそれも風俗といったように突然の摘発を嗜んでいるようでもある。
違法風俗店の開業

風俗店の摘発の流れ

警察による違法風俗店の摘発はいきなり実行されるのでない。まず歌舞伎町で違法風俗店を営業すると、しばらくしてから新宿署の生活安全課の立ち入りがある。このしばらくが6ヶ月後なのか、1年後なのか、それとも2年後なのかは警察の都合になるのではっきりとはわからない。