風俗のオプションってなにがある?


講習がはじまるとき

以外にも、源氏名はジュンコに決まった。

ジュンコ、シエナ、ノエル、ショコラという4つ挙げた名前のうち、彼女が1発で気に入ったのがジュンコ。

カタカナ表記もできる本名の女の子は、昭和な源氏名が気に入ることも多々あった。

「わ・・・」
「え、どうしたの?」

講習を告げて、レンタルルームの個室に入ったとたんだった。
珍しいものでも眺める目で、個室内を見回している。

「うん、なんか・・・」
「どうした?」
「やるためだけの部屋ってかんじ・・・」
「やるって、なにを想像してんの」

ホテルみたいな部屋を想像していたのか。
さっさと、というように、自分はジャケットを脱いだ。

「じゃ、実際の流れでやってみて、練習みたいにやってみよ」
「はい」
「まず、お部屋に入ったら、お店に電話して、いま入りましたって」
「あ、はい」
「そっから時間スタートだから」
「はい」

まずは、客に対しては禁句があるのを教える。
「ありがとうございました」や「おまたせしました」など。
それらは、店側が使う言葉。

「お客さん」というのも禁句。
相手の呼び名を伝えるからそれで呼ぶ。
要は、営業調や接客調ではなく、イチャイチャ感を出す。

タイマーセットをしながら、ローションもティッシュも用意しながら、客を脱がすのを手伝う。

素人系ヘルスにくる客は、風俗に慣れてない人が多い。
自分から「脱ごう」といえない人も、脱ぐのを恥ずかしがる人もいっぱいいるので、女の子のほうからリードする。

そのときに家族や仕事の質問をしたり、時事や事件について話したりは一切しないこと、と説明したときに、ジュンコは少し不思議そうな顔をした。

「風俗のお客さんってのは、そういったところから離れてくるからさ」
「そうなんですか・・・」
「そうだよ、だからさ、仕事とか家族の話はこっちからはしない」
「はい」

返事をしながら、ジュンコの手は動き続ける。
脱がす手つきはいい。

「たとえ、1時間後に隕石が衝突して地球がなくなっちゃうってときでも、え、うそ、そんなの知らないってノリで脱がしてあげて、これ、かならずね」
「あ、はい・・・」

こっちから言わなくても、衣類を雑に扱うことがない。
衣類を大切そうに扱う女の子は、男の体だって繊細に扱う。

「で、お客さんは一瞬でも放置しない」
「ウン・・・」
「様子をみてあげて、ちょっとまっててね、とか声をかけてあげて」
「ウン・・・」
「で、パンツと靴下は、タオルに包んで置いてあげる、こうね」
「こう?」

自分を脱がしてからの返事は、敬語ではなくて、お友達口調に自然になっていた。

すごく顔立ちがよくてスタイルもいいという訳ではないが、この店の第一条件である素人感というのは、ふんだんに溢れている。

ジュンコの脱ぎっぷりはよかった。

ブラのカップを外すときだけは、胸を隠す仕草をしてチラッと自分を見てきたが、思いきったようにブラは外されて脱衣カゴに置かれた。

パンティの脱ぎかたは、一気にすっと下ろしながら前屈して両足を同時に外すという、なかなか見ないものだった。

キスして全身リップという流れ

体を丁寧い洗う女の子はサービスがいい傾向がある

真っ白な体。
未処理の陰毛は薄目。

この子おすすめになるだろうな・・・と感じたのはお互いが裸になってすぐだった。

なんだろう?
どこがいいのだろう?

詳細を確かめようとして、あちこち理由を探した。
まん丸の頭に、フニッとした和ませる笑顔なのか。

目をじっと見つめてくるところかもしれない。
そうしていながら「ウン・・・」という掠れ声にうなずき。

さわがしい店で面接していたときには、そのあたりは気にならなかったが、2人きりの個室でそうされると込み上げてくるものがある。

これはテクニシャンだろうな・・・と期待させたのは、シャワーのときの勃起をやさしく扱う指使いだった。

キスも上手。
リードはしているが、それがぐいぐいではない。

穏やかな息づかいで、もたれかかる感じで唇を合わせてくる。
フェラが上手だろうな・・・という兆しにも感じる。

全身リップもいい。
唇を弾ませて、ちゅっちゅと柔らかく音を上手に立てている。

乳首には、スパッと吸い付いてきた。
舌先でゆっくりと撫でられた。

全身リップは、下半身にいく。
金玉をほぐす指先、チンコを持つ手がいい。
このタッチは、講習で教える教えないではなかった。

講習するまでもないフェラテク

バキュームが加えられたフェラで、口内が真空状態ともいえる密着感が保たれていた。

ノゾミの声がドアの向こうでしている。
3人目の客がついて、隣に入室しようとしているのだった。

「ジュンコ・・・」
「ウン・・・」
「フェラしてみようか」
「ウン・・・」

ジュンコが勃起を口に含んだ。
薄目になって、頬をへこませて、黙々と続けている。

温感が強い。
というか、密着感がかなりある。
バキュームがそうさせている。

頬肉と勃起が隙間なく張り付いているかのようにバキュームが加えられていて、口内が真空状態ともいえる密着感が保たれている。

口内というより口穴だ。
勃起が、粘膜だらけの肉の塊を押し開いていく感触。

舌が勃起に絡みつく、・・・いや、ちがう、縫うような動きをしてる。
密着してる間を、舌が縫うようにして動いている。

唇からはバキューム音が小さく漏れた。

・・・ジュ,ジュル,ジュル,ジュル・・・

唇の圧感もなにかちがう。
ほとんどのフェラは、頭の動きがそのまま唇の動きとなるのだが、ジュンコのは大分ちがう。

唇をすぼめて、唇が単体で勃起を揉みほぐすかのように、しごくかのように動かしている。

ひとつの生命体が、捕食活動をしているようだ。
イソギンチャクだ。

・・・ジュ,ジュル,ジュル,ジュボ・・・

両手は肉茎を握ることもなく、つまむこともない。

両方の指の腹を根本に添えて、唇が様々な角度でイソギンチャクで咥えこんでいきながら、頭がゆっくりと回転していく。

咥えこむ角度にも変化がつけれていて、いってみればコークスクリュー系の動きとなっている。

バキュームに、イソギンチャクに、コークスクリュー。
それらの動きが一体となっている。

・・・ジュル,ジュル,ジュル,ジュボ・・・

自分は今までに、フェラ顔を重視してきた。
が、ジュンコの薄く目を閉じたフェラ顔は、真剣そのもの。

目に入れて楽しむフェラ顔ではない。
が、そんなことかまってられない。

さんざんとノゾミで射精を我慢したから耐性が弱くなっているのか、かえって勃起が敏感にもなっているようで、もうはち切れないばかりになっている。

・・・ジュウ,ジュルル,ジュル,ジュボ・・・

どれほどの長い時間と回数を重ねたら、こんなフェラを習得できるのだろう。

このフェラテクを食らって、逆に逃げ腰になった男もいるのではないかと想像した。

つき合いはじめた彼女が、こんな濃厚なフェラをしてきたら、いきなりすぎて自分だって引いてしまう。

そういう疑問も与える気持ちよさ。

・・・ジュ、ジュル、ジュル、ジュボ・・・

我慢しようとすればできないでもないが、このフェラではしたくない。

使い方は正しくないかもしれないが、据え膳食わぬは男の恥の気持ちというのか。

ここまでしてくれるのだったら、このま射精したい。
このフェラでイかされたい。

「あ、あ・・・、イキたい・・・」
「ンンン・・・」

ジュンコの、のど元のかすれ声は『いいよ』と言っている。
もう、男が引っ込みがつかなくなっているのもわかっている。

イカされたい・・・と、一気に射精感が込みあげてきている。

「イクよ・・・」
「ンンッ」
「ああ、ジュンコ、イク!」
「ンンンッンンンッ」

射精に合わせて、かすれ声を洩らしながら受け止めている。
脈動がくり返されて止まった。

精液をぬぐいながら唇が離されたが、ジュンコの温感と密着感がまだ勃起にまとわりついている。

今日は午前中から4回目の射精だというのに、体の中心には射精の気だるさはきているのに、その気だるさの落差は回数を重ねるほどに大きくなるのに、勃起だけは『もっとして・・・』というように直立したままだった。

お掃除フェラは満足感をアップさせる

おそうじフェラはポイントが高い。

射精の直後のティッシュを取り出す連続音は余韻を下げるからと、事前に5枚ほど四つ折りにして準備して置いてある。

ジュンコは、口内の精液を四つ折り包んで、そっとゴミ箱の中へ滑らせた。

フェラについては、なにも教えることはなかった。
が、風俗店の店長としては、なにかひとつ教えなければだった。

射精してからは大の字のままだったが、口調だけは講習中といった体裁を保っていた。

「ジュンコ」
「ン・・・」
「おそうじフェラしよう」
「おそうじ・・・、フェラ・・・」

ジュンコは、おそうじフェラを知らなかった。

そりゃそうだ。
今までの男は、射精のあとは、軽い放心状態だったのかもしれない。

「イッたあとのちんこって、後ダレしてるでしょ?」
「ウン・・・、してる・・・」
「これを放置したり、ティッシュで拭いたりとかじゃなくって、お口でとってあげて。これするだけでサービスいいコってなるから」
「ウン・・・」

衰えてない勃起の先端は、教える通りに、れろっと口に含まれた。

後ダレが唇で拭われたとき、ぴゅちゅっと小音があった。

「でね、このつなぎ目あるでしょ?」
「ウン、ある・・・」
「ここのすぐ下が管になっていて、まだ中に汁が残っているから」
「汁・・・、なの・・・?」
「あ、いや、液か。ま、これを指先で絞りだしてみて」
「絞る・・・、の?」

裏筋のつなぎ目が、指の腹でなぞられた。
2滴ほどの残り汁が、上手に絞り出された。

残り汁は、ちゅぱっと音をさせた唇で拭われて、四つ折りのティッシュに包まれて、脇のゴミ箱にすべり落とされた。

「これが、お掃除フェラ」
「ウン・・・」
「これだけのことだけど、やっているコって少ないから。5年10年のベテランでもしてない」
「ウン・・・」
「きもちいいってよりも感動だね、ちょっとした。ここまでしてくれたんだっていう」
「ウン・・・」

レンタルルームの個室の壁は薄い。

壁の向こうからは、ノゾミが最初のシャワーを終わらせた気配が伝わってきた。

シックスナインを講習でやるべきか?

このお尻はモニュメントなんだ!

さっき、ノゾミにはじめての客がついて待っているときに、これからの講習ではシックスナインは省くべきと結論した。

でも、シックスナインだけはしたい。
『趣味講習だ』と断ぜられても、シックスナインだけは外せない。

いや、シックスナインはケースバイケースだ。
ノゾミには、丹念にフェラを教えて、十分に練習もしたから3時間となったのだ。

フェラを教えることがなかったジュンコは、時間配分としては十分にシックスナインはいける。

シックスナインがわからない女の子だっている。

教えるんだ。
シックスナインを。

「ジュンコ」
「ウン・・・」
「シックスナインしようか」
「ウン・・・」

のたうちまわるような気持ちを隠して、あおむけのまま事務的に伝えた。

ジュンコはシックスナインをわかっていて、小さく笑んで、たぶん自分のシックスナイン好きも許してくれて、お尻を向けてまたがってきた。

すぐに勃起は、温かい唇でバキュームされた。

フェラをされながら、背中から腰をゆっくりと撫でて、お尻の曲線を丹念に撫でていると、気分が軽くなって広がってくようだ。

尻肉の弾力を確かめて、太腿の肉の弾力も確かめた。
シャワーでしなしなとなった陰毛は湿り気を含んでいる。

陰毛に鼻先を入れた。
湿った匂いをゆっくりと嗅いで胸に詰め込んだ。

小陰唇のはみ出しは大きい。
花びらみたいに整っている。

その芯には、汁で光らせた膣肉が蠢いていて、体内からの匂いが発揮されている。

汁を舐めとって、舌で味覚を探った。
ジュンコのしょっぱい味が体内に取り込まれて、すぐに脳を巡っている。

尻肉を撫でながら、ジュンコの味・・・とずずずと飲み込むと、求めすぎたようだ、その味が脳髄から下半身まで巡って、瞬間で金玉がむずっとした。

すでに4回も射精しているのに。

すぐさま射精には至らないが、もっとシックスナインに没入できるように、今のうちに射精感を封じておくか。

お尻に手を置いたまま、他の事を考えて気を散らせた。

ジュンコは美大生。
そうか、自分も美大生。
美術のことは、よくわかっている美大生。

うん、そうか。
この目の前の股間は、モニュメントだったのか。
そう、ただのモニュメント。

作品なんだ。
この興奮は、性的なものではなかったんだ。
誰の・・・と聞かれれば、オレの作品。

現代アートだ。
ただいま制作中だ
作品名『シックスナイン』か。

わけのわからないままま、そう念じて目を細めると、射精感は遠のいて勃起のヒクヒクが治まった。

ためしに尻肉を撫でたり、ぬめぬめした陰唇を広げて舐ってみても射精感はもよおすことない。

コントロールは完全に成功した。

オプションのアナル舐め解禁

隣の個室からは、ノゾミのあえぎ声が漏れ伝わる。
客は攻められるよりも攻めているのか。

ノゾミは受身になって、講習のときには出さなかった妖しいあえぎ声を大きく上げている。

それを耳にしながら、ジュンコとのシックスナインに没入していた。

前に風俗のサービスとは擬似3Pである、と書いた。
が、訂正したい。

擬似複数プレイである。
だから風俗を業にする女の子には受難がふりかかる。

もし彼女が、多くの男と友好関係であれば、ほかの男だって友好関係を保つ。

1人が身体の上に立ち入るから、ほかの男の選択は競争しかなくなる。

たちまちのうちに、ほかの男も身体の上を占有しようと我先に立ち入ろうとする。

実力行使ではある。
が、無分別ではないところに理性は残っている。

礼儀みたいな秩序もある。
すでに占有物となっているには、お互いにあえて触れない。

だから、身体の占有の競争は拡大していく。

性欲だとか本能だとか、あるいはエロだとかバカなどの一言で済む話かもしれないが、女の子の身体の上でおきていることのイメージ図はそんなようなもの。

以上は男側の話で、射精までの間の競争のイメージ図である。

女側は異なる。
怖さも、強制も、痛さも、苦しさも加えらる。

その男側の感覚が全くわからない女の子にとっては、受難だといっている。

で、ジュンコの受難は、アナル舐め解禁である。

さっき、初めての客がついたノゾミを待ちながら、素人系ヘルスなのだからアナル舐め解禁はいかがなものか、と思案したばかりなのに。

ノゾミのあえぎ声のせいで、ジュンコはアナル舐め解禁を迫られることになる。

まずは慎重に、ジュンコの反応を計る。

お尻の割れ目に指先で撫でて、うっすらとアナル付近を撫でてから、左右に広げた。

普段は空気に触れることがない、アナルのピンクの粘膜が、広げてさらされた。

アナルには拒否の力が込められてない。
「ンン・・・」と従順な息遣いをして反応してる。

さらけ出したアナルの粘膜を舌先でなぞった。
アナルの筋肉を弛めてきたので、舌先を固めて捻り入れてほじくり返した。

舌先の捩り入れに、ジュンコは驚く反応もなく、さらにアナルの筋肉を弛めてきた。
アナルの心得もあるようだ。

ドリル舐めを施す。
さんざんと舌を捩じ入れて引き抜いた。

「ジュンコさ」
「ンン・・・」

もう。
アナル舐め解禁を告げてもいいだろう。

「オプションのアナル舐めわかるな?」
「ンン・・・」
「オレにやってみて」
「ン・・・」

シックスナインのまま、自分は足を広げた。
その股間に、ジュンコは身を乗り出した。

息使いを金玉の裏側にまとわりつかせてから、アナルを舐めようとしている舌先が這った。

「ああ・・・、そう・・・」
「ン・・・」

自分の呻きに反応して、ジュンコの攻めたてるような呼吸がアナルに吹きかかった。

「そう・・・、そこ、なぞって」
「ンン・・・」

ジュンコの舌がアナルをまさぐってくると、自分も同じようにジュンコのアナルをまさぐり返した。

「いいよ、そう・・・」
「ンン・・・」

アナルを舐め合うお互いは、身をかがめていて呼吸が荒い。
人間の2名がとりうる格好としては、極めて不恰好だったし、貪り合うという言い方がぴったりだった。

「もっと・・・、もっとしてみて」
「ンン・・・」

ジュンコが広げると、自分も広げ返した。
ジュンコがほじくると、自分もほじくり返す。

「ああ・・・、もっと広げて・・・」
「ンン・・・」
「ああ、それ、もっとして・・・」
「ンン・・・」

ジュンコがお尻にキスをする。
自分もお尻にキスを返した。

「ああ・・・、金玉のほうもして」
「ンン・・・」

アナル舐めというのは、醜態なほど気持ちいい。
講習の趣旨からは外れるほど、気持ちよさがあった。

壁の向こうから、ノゾミのあえぎ声がなくなるまで、お互いのアナル舐めは続いた。

オナニー鑑賞も解禁

オプションでピンロは多い。

ジュンコは早番希望。
で、早番の客はオプションをつける。

オプションの一番人気はピンクローター。
略してピンロ。

ピンロと同じくらいにコスチュームも出る。
スクール水着、略してスク水が一番人気となる。

3番あたりに、おみやげパンティー。
略してオミパン。

同列ほどに、オナニー鑑賞がある。
女の子のオナニーを鑑賞するもよし、お互いにオナニーを見せ合うのもよし。

逆に、こちらのオナニーを見てもらうだけでもよし。
それらすべてひっくるめて、略してオナカンである。

ほとんどの女の子は、それを最初から説明しなくてもオナカンOKなのだが、ジュンコは以外にもNGだったのだ。

風俗嬢となったジュンコの受難として、当事者である風俗店の店長はオナカンを解禁させたい。

「ジュンコさ」
「うん」
「オナカンNGだったけど、なんで?」
「オナカン?」
「ああ、オナニー鑑賞」
「え・・・、だって、したことない・・・」

なぜか女の子って、オナニーをしたことがないという。

とはいっても、堂々と「はい、オナニーしてます!」と言ってのける女の子もなんだけど。

ともかくもだ。
この女性のオナニー問題は、竹山とも3度ほど話した。

お互いに、わずかな独自調査もあったのだが、クリトリスを指先で少しいじったりする程度だったら、かなりの人数がしてるのではないか。

それをオナニーとは認めてないだけという仮説には至っていて、この店では『女だってオナニーしている説』を採用していたのだった。

「ジュンコさ、オナニーするでしょ?」
「エ・・・」
「クリいじりくらいはしたことはあるでしょ?」
「・・・」

ジュンコはコクッとうなずいた。
『それもオナニーなの?』と目が白状してる気がした。

どれだけ激しいオナニーをしてるのだろう。

『女だってオナニーしている説』は大胆な仮説ではあったが、それが証明されたうれしさがあった。

「けっこうオプションであるんだよな、オナカンって」
「そうなの?」
「そんな激しいオナニーじゃなくって、ちょっと恥ずかしそうに指でいじる程度でもいいんだよ。それだってオナニーなんだから」
「ウン・・・」
「ちょこっとクリいじりして、表情を見せて、声を聞かせてあげるの」
「ウン」

コクッとうなずいたのが美大生を感じさせたし、芸術系の女の子も感じた。

性戯であっても「はずかしい・・・」で済ませずに、思いっきり突飛もなく、なにかしらクリエイティブに変えてしまう力があると、芸術系の女の子を勝手に分析している。

以上のことから、気兼ねなく疑似オナニーをさせた。

股間に手を当てたジュンコは、センスよく身をくねらせて「ンンン・・・」と声を洩らした。

「ジュンコさ、風俗で人気があるコって声なんだよ」
「声・・・」
「まあ、それだけじゃないけど、声ってのは共通してる」
「声・・・?」
「わざとらしくてもいいの、大きく、オーバーに」
「ウン」
「じゃ、声を出す練習も兼ねて素股やってみよう」
「え、すまた?」

騎乗位素股をしてから、正上位素股でジュンコを抱きながら、その日の5回目の射精を終えたときには、3時間に差しかかるころだった。

これでシャワーを浴びれば、ちょうど3時間。

さすがに、講習を2人連続で5回の射精すると疲労感があった。

– 2023.9.12 up –