風俗未経験の面接では嘘もいう


スカウトからの面接予定

昼前に、島田から電話があり。
3度ほどやり取りしていた。

スカウトからの遅番の面接は、先月からは条件が厳しめとなっていた。

風俗専業の女の子は、経験が長ければ長いほど遅番希望が多いものだった。
3年以上の経験があると、10人中7人8人は遅番希望となる。

遅番のシフトが固まってきて、かつ、おすすめの女の子しか在籍してない今は、面接の基準が厳しめにならざるを得なかった。

いま求めているのは、アルバイト感覚で週イチほど出勤できる女の子。

とくに、土曜日と日曜日の早番が不足してるという状況は、早めに島田に伝えてある。

早番希望の女の子の面接の電話だった。
今、一緒にいるという。

「店長、これから面接って大丈夫ですか?」
「うん。じゃ、今日、面接して日曜日のオープンから体入(体験入店)だね」
「はい、それで話してあります」
「じゃ、15時で」
「わかりました」

面接予定となった佐野さんは、20歳の大学生。

あとになって島田から聞いたところでは、都下の実家住まいで、父親の方針でバイト禁止になっている。

その父親の、誕生日のプレゼントを買いにきた新宿に来て、スカウト通りと知らずに歩いたところに島田に声をかけられる。

『AVなんてぜったいにムリ!』という断りから、うだうだが際限なくはじまり、週イチで風俗だったらと今日の面接となる。

待ち構えていた、アルバイト感覚の風俗未経験だ。
気持ちは固まってるようなので、面接から体入まですんなりいくだろう。

彼氏ありで、男性経験はそれを含めて1人だけ。
いたって普通の女の子だなとホッとする。

男性経験が30人です50人ですとか、AVも風俗もやってますだとか、ホストのカケがどうとか、今日中にいくら稼ぎたいなどと比べれば普通ではないか。

父親の方針に反して、内緒で風俗でアルバイトするくらいは全くの普通ではないか。

将来は薬剤師になるというのもいい。
規則正しい学生生活が透けているので、たとえ風俗のアルバイトでも遅刻や当欠はしないだろう。

講習するのは当然のこととして、サービスもしっかりとこなすだろうなと、島田との電話で状況を聞いただけで見当がついた。

女子バックの説明は1日に稼げる金額も示す

15時ちょうどに、島田は店に姿を見せた。
入口には、少し戸惑いながら立っている佐野さんがいる。

ボリューム大きめで、昭和なユーロビートチャンネルに驚いたのか。

見たところ165センチ以上ある身長。
長めの黒髪をハーフアップにして、ちょんと尖っている鼻の頭に黒いセルフレームのメガネ。

さすが薬剤師志望だ。
白衣が似合いそうだし、白衣姿を鑑賞したくもある。

「こんにちわ、田中です」
「あ、はい、こんにちわ」
「わたしが店長やってますので、よろしくおねがいします」
「あ、はい、よろしくおねがいします」

さっそく妄想したのはおくびにも出さずに、3番の個室に場を移した。

その途中で島田が、こっそりと太腿を突いてきた。
内緒の話がある合図だ。

電話のときには、佐野さんがそばにいたので言いそびれたことがあるのだ。

トイレという島田のあとに個室を出た。

「すみません、田中さん」
「どうした?」
「で、面接のときに、田中さんの口から、本番はぜったいに禁止なんでって断言してもらえませんか?」
「ああ、わかった。そこだけビシッといえばいいんだね」
「はい。佐野さん、男をあまり知らないみたいで、本番だけはイヤだとか、ウダウダいってんですよ」
「そっか。ほかにはある?」
「そうですね。稼げるって、少しアオッてほしいです」
「わかった。だったら10万くらいぶちかまして、あとは後日があるから詳しく話さない方向でいくか」
「はい。それでおねがいします」

大体の説明は島田がしてあるので、訊きたいことがあるかどうかから面接をはじめる。

「とくにはありません・・・」という佐野さんにはバック表を見せたが、ピンとこない様子。

1人あたりのバックよりも、1日に稼げる金額を示したほうがいい。

「1日でいくら稼いでみたい?」
「え、と・・・」
「いってみて」
「よくわからないです・・・」
「最低、このくらいってある?」
「う・・・ん、2万くらい・・・?」
「今度の日曜日のオープンから終電前までだったら、最低でも5万はいくよ」
「え、5万ですか?」
「でも、せっかくだから6万はいきたいね」
「え、6万ですか?」
「がんばれば10万だっていくよ」
「10万ですか?」
「でも、努力は必要だよ」
「はい」

驚く佐野さんには釘を差した。

ヘルスで1日10万を稼ぐとなれば、ざっと15名弱の客をこなさなければだから、コハルレベルの働きが必要となる。

未経験の彼女には10万はすぐには無理な金額だが、体験入店まで3日空くので、ちょっとは驚きの余韻はあったほうがいい。

同席している島田も「やっぱ店長のところ、お客さんはいってますねぇ」と話を合わせている。

本番禁止だけはしっかりと説明してから、従業員名簿の用紙を差し出すと佐野さんは記入をはじめた。

年齢確認のコピーをとる。

余計な話になってもいけないので、プロフィールを書くのは体験入店の当日にするとして、あとは写真だけは撮っておきたい。

源氏名の傾向

佐野さんが従業員名簿の用紙に記入している間に、携帯の電話帳を見ながら、ある名前を探していた。

源氏名としたい名前の候補がある。
以前にAVにスカウトした女の子の本名だ。

AVの芸名は却下。
どうしてかというと、そのAVの芸名にも、佐野さんの名前にも、下に ” 子 ” がつく。

すでに本名に ” 子 ” がつく場合は、源氏名に ” 子 ” がつくのを嫌がる傾向がある。

その彼女も、父親のプレゼントを買いに新宿に来て、ついでの興味半分でスカウト通りを歩いてみたところに声をかけたのは覚えている。

だが、どうしたことか、その彼女のAVの芸名は覚えているのに、本名はど忘れしている。

2文字か3文字かも見当がつかない。
お尻が小さかったのは覚えている。

その小さなお尻で、肉感が少なめの太腿で、黒の革パンを履いていた。

革パンがぴたりと張り付いたヒップラインなどは、映像として頭に焼き付いている。

ヒップラインの曲線がいさぎよかった。
お尻好きな自分に求められるのは、まず弾力を孕んだ曲線を出せる肉感。

それなりに大きめのお尻がいいとしていて、小さなお尻には目もいかなかったのだが、彼女のヒップラインを目にして考えが改まったのだった。

お尻というものは、・・・おっぱいもそうだといわれるが、ともかく、お尻は大小ではなくフォルムなのだ。

お尻から太腿までの曲線の組み合わせなのだ、と彼女の小さなヒップラインで知った。

これほどお尻が好きなのに。
今まで小さなお尻の視姦をダダ漏れにしていたと、忸怩たる思いだった。

ある意味、自分に衝撃を与えた彼女なのに、どういうことなのか本名をど忘れしている。

顔の目鼻の印象は近い。
集中力を発揮しそうな目力があった。

探す手がかりは珠算3段。
3級ではない。
3段だ。

級ではなく、段だ。
段。

パチパチと算盤の玉を高速で弾いているのが似合いそうな、集中力が含まれる目力があった。

AVプロダクションに所属するときには、登録用紙の《 特技 》の項目に《 珠算3段 》と、彼女は書き込んだのだった。

目力だって、特技だって、ヒップラインのフォルムだって、スカウトした状況だって覚えているのに。

オナニーだってしたのに、なんてことだろう、本名だけがなんだったのかわからない。

珠算3段なんて人をはじめて真近で目にしたものだから、驚き交じりで携帯の電話帳のメモには《 珠算3段 》と確か入力したはず。

佐野さんが従業員名簿に記入を終える前には、携帯の電話帳のメモに《 珠算3段 》の入力を見つけた。

その彼女の本名は友美。
日付を確かめると、4年前にスカウトしている。

「あのさ」
「はい」
「お店の名前だけど」
「はい」
「トがつく名前がいい。今、占ってみたら、トモミがベストだな」
「え、占ったんですか?」
「うん。ほかにトがつくというと、トモコ・・・はよくないな、あとは、トワコ、トキコ、セツコ、あ、セツコはちがうか」
「トモミがいいです」
「じゃ、トモミだ」
「はい、トモミですね」

跳ね上がるような返事からすると、トモミは気に入ったようではある。

このコはトモミ。
かわいいトモミ。
大事なトモミ、と念じた。

携帯のメモリーは、その場で削除した。

珠算3段の女の子
珠算3段で小さいお尻の革パンも覚えているが本名は忘れてた

デジカメで写真を撮ったら面接は終了した。

帰り際、島田にそっと、メシ代として5千円札を握らせた。

現金な島田は「店長にまかせておけば、絶対に間違いないから」と彼女に話しながら帰っていった。

この様子だと、体験入店の3日後まで気持ちは変わらないか。
島田がうまくやってくれるだろう。

面接が終わると、すぐに早番と遅番の入れ替えだった。

遅番の出勤確認をして、早番を順次上がらせる。
今日の遅番は、ナナ、マユミ、ミカ、フミエ、カエデ。

2月のオープン時には、在籍数は10名足らずだったが、7月の終わりになると15名となった。

在籍を5名増やすのが、どれだけ大変なのか。

順当に1名づつ増えていくのではなく、1名が入店して1名がトビとなり、2名が入店したら今度は2名がトビとなる。
トビとなるのだ。

女の子は稼ぎをバロメーターにしていて、少しでも稼げないと感じると電話に出なくなる。

面接が徒労に感じるときもある。
それを繰り返して、やっと在籍が5名が増えた感覚だった。

夜になると上がる歌舞伎町の湿度

フロントにはエアコンがなかった。
常に強風にしている扇風機が首を振っている。

個室と待機室に計6台のエアコンが動いているので、もっと冷気が行き届いてもいいのだが、ユニットシャワーから常に漏れている蒸した空気と、開けっ放しの入口からの外気が混ざって、高めの湿気が店内には充満している。

エアコンを新たに設置しようにも、あきらめるしかなかった。
この古い雑居ビルの裏面となる外壁は、一面に室外機が取り付けられていて、使われてないものまで累積されて放置されいる。

ビル間の狭い空間には、なんのためかわからないアンテナが設置されていて、わけがわからないコードが勝手に張り巡らされている。

魔窟だった。
室外機を新たに設置するには大掛かりな工事が必要で、それもできるのかもわからず、暑いのは我慢するしかなかった。

小泉と汗をかきながら受付していた。
客も汗をかきながら来店してくる。

窪地になっている歌舞伎町には、湿度の高い気温が流れこんでくる。
陽が落ちてからも、歌舞伎町の気温も湿気も上がる。

多少の待ち時間があっても、また次の店まで蒸して暑い街路を歩くのが億劫なのか、先月と比べてこぼしも少ない。

小太りの客が、2人で連れ立ってやってきた。

受付が済んで待合室のカーテンを開けると、エアコンが目に付いて冷気に当たれると思ったのか「ああ、涼めるぅ」とホッとした声を出しているが、待合室に座る客の体温で冷風はすぐに温暖な空気に変わってしまう。

さほど湿気は変わらない。
案内するときには、その客は全身が汗びっしょりだった。

自分もシャワーを浴びたい気分だったし、客のほうも女の子とのプレイよりもシャワーのほうが気持ちいいかもしれない。

夜となっても湿気も気温も下がらない。

汗をかきすぎると受付を交代して、有線放送のチャンネルを変えていく。

客と女の子のシャワーが終わり、個室に戻り、客の身支度が整ったら「お部屋でます」との内線がくる。

フロントのほうで、他の客と重ならないのを確かめてから「じゃ、お見送りで」と伝えると、女の子は客の手を引いて案内のカーテンまで一緒にくる。

頃合を見計らって、反対側から竹山が案内のカーテンを開けて「それではお時間ですので」と声をかける。

「またねっ」という声に送られて「バイバイッ」と手を振りながら客が出てきて帰っていく。

写真映えしない女の子

フミエがラストの客を帰した。
現金合わせと締めをして、小泉を先に上がらせた。

自分はトモミの写真を仕上げた。
島田からは「彼女、やる気になってますんで」と電話がきていたのもある。

デジカメをノートパソコンにつないで、15枚ほど撮った写真を取り込んでプレビューしてみた。

思ったほど写真映えしない彼女だったが、そもそも自分に写真撮影の技術がないのもあった。

真顔で撮りすぎた。
シャッターを押したと同時に緊張が走っていて、あの目力とメガネが相まって、怒っているような表情になってしまう。

笑わせてみて撮った写真は、目が線みたいに細くなっている。
男好みするつくり笑いが上手ではないのは、風俗をする女の子には以外と目立つタイプではある。

その笑みは、実際に目にすると、柔らかさがあって明るく楽しい素直な性格を予感させるが、写真に納まるとほのかなブス感に映ってしまう。

なんとか真顔バージョンと笑顔バージョンで1枚づつ選んで、L版にプリントして手に取った。

メガネはいい。
これだったら、メガネフェチが食いつく予感がある。

そうだ、3日後の講習ではメガネをかけたままさせてみよう、とフェラ顔の妄想を愉しんだ。
これくらいしなければ、写真の選び甲斐がない。

店を閉めてビルを出た。

街路は元気に騒ぐ酔っ払いのみである。
さくら通りは無風で、深夜になっても息苦しいほど蒸している。

いつもの帰路の元電車道を歩いて、明治通りを渡る。
歌舞伎町から出たとたんに、微風が吹いた。

その先にある西向天神社は、木立が茂る斜面の上の真っ暗な中にあり、石段は3箇所にある。

正面の石段だけに提灯がぼうっと灯っていて、歌舞伎町から10分も歩かないのに、気温も湿度もぐっと下がる。
息をつく思いだ。

願掛けでもしてみようか。
トモミが長く在籍するように。

講習するまではオナニーは我慢するかと迷いながら、30段ほどを上がって、そうだ日記を読み返してみようと境内を抜けた。

AVプロダクションにスカウトしたとき

日記を開いてみると、珠算3段の友美をAVプロダクションに面接に連れていったころは、スカウトをはじめて2年目が終わろうとしている。

スカウト方法も確立してきていた。
数打ちゃ当たる、当たって砕けろ、という単純な方法ではあったが。

声をかけてからAVを切り出してからは、話す内容も単純だった。
ベタ褒めして、見え透いたお世辞も言う。

「彼氏には内緒にしよう」と言い訳を一緒に考えたり。
「普通だよ」と決めつけてみたり。

「たいしたことないよ」と偏った見方をしてたり。
「大丈夫だよ」とごまかしたり。

奇を衒うといったことはせずに、正直に話すだけだった。
それでAVのスカウトができるのだった。

スカウトできると思って話しているから、スカウトできるのかもしれなかった。
しかし、女の子については、よくわからないままだった。

どうして彼氏がいる女の子がスカウトできるのか、彼氏に内緒のままAVをするのか、見ず知らずの男に裸を晒して大丈夫なのか、不思議なままだった。

不思議なままでもスカウトはできたが、理由がわからなかった。

必死こいて、休みなく動いて、AVプロダクションと風俗店へ面接に連れていったのが100人を超えたのもこの頃。

はっきりとした理由など知る必要もないと、その頃になって気がついてもいる。

AVをする理由なんてものは、簡単に、一言で、知ったように説明できるものではない。

100人の女の子がいれば100通りの理由がある、とわかっただけだった。

100人の女の子は決して特異な者ではなくて、理由はぼんやりしたものだった。

あとは、この頃に気がついたのは、親しくなりすぎないということ。

余計に親しくなることができると、、女の子の態度が変わったり、言うことを聞かなくなったり、決心が微妙に揺らぐ場合があるし、所属したあとのフォローがすごく手がかかるようになるからだ。

そもそも、大体にして自分はそんなに楽しい人間でもないので、親しくなる前にボロが出てしまう場合のほうが多かった。

ズバッとバシッとビシッという態度のままのほうが、スカウトはうまくいく。

「AV女優はバカだ」

彼女に声をかけたのは平日のスカウト通り。
自分は傘を差していた。

けっこうな雨だったが、このくらいだったら休むことなくスカウトに出てもいた2年目だった。
人通りはないといってもいい。

たまに歩いてきても、傘で目線は遮られて、声はブロックされる。

友美に手を振ったときには、傘で遮られなかったのを日記を読み返して思い出している。

「あやしいものですけど」と声をかけると「じゃあ、いいですっ」と傘ごしに応えてきたが目が笑んでいる。
足も止まった。

スカウトできるときは、雨が降っていても、たとえ人通りがなくてもできるのを知った。

父親へ誕生日プレゼントを買いに新宿にきたという彼女には「雨だから」が理由にもなって言い訳にもなって、AVの話を聞いてくれて、後日に待ち合わせができてAVプロダクションの面接となった。

そのときに友美は、黒の革パンだったのだ。

友美を面接に連れていった北新宿のAVプロダクションの社長は、陰では「AV女優はバカだ」と言い切っていた。

『バカだから深く考えないでAVをやる』とひきつった薄ら笑いもする。

そう思うのは勝手。

だけど、そういう女の子が街中にうじゃうじゃと歩いていて、声さえかければ、お金をチラつかせさえすれば、有名になれるとでも適当に言っておけば、スカウトできるものだとも勘違いされるのは困る。

前歯が差し歯で、ぐらついているのか斜めになっているのが「ひひひ」という薄ら笑いと相まって下卑て見えた。

友美は12本ほどのAVに出演しただけで、それ以降は仕事を受けなくなってしまった。
事実上、AVプロダクションをやめたことになる。

社長がイヤだという。
差し歯が落ちそうになると、舌先で直しているのが気持ち悪いという。

口には出さなくても『AV女優はバカだ』と思っているのが伝わるのだ。

それから、あの北新宿のAVプロダクションは連れていかなくなって、いつの間にか閉じていた。

AVプロダクションにしても、風俗店にしても、代表者の態度は重要と書いてもある。

今の自分に置き換えてみると、在籍が増えないのは、自分の態度にも難があるのかも。

自宅についてから日記を読み返しているうちに、そんなことを考えながらVHSテープを取り出した。

友美が出演したAVだ。

デビューした作品は丁寧に作りこまれていて、パッケージにはキラキラ感があるAV女優に仕上がっているが、後半の作品となると、いかにも低予算で雑な扱いに撮られている。

取り出したのは、後半の末期の作品。

マンションの一室だった。
狭めの室内の真ん中に、薄い布団が敷かれている。

カメラの向こうから、指示の声がした。
下着姿の友美が布団に座る。

その周りに、中年男がギッシリと10人は、ブリーフ1枚でひしめいて登場した。

友美は笑顔であるが、少し身を縮ませているのが、捕食者の檻にでも放り込まれたように見える。

オレはなにをしているのだろう・・・とローションを手にした。

どうしようもない無常感からくる勃起ってあるのだった。

– 2019.10.01 up –