AVスカウトマンは信用できるのか?


ソープランドが風俗だと思い込んでいる女性も沢山いる

今の時間の『CODE』のエントランスフィーは、男性2000円で女性1000円。

コインがそれぞれ1枚づつ。
ドリンク1杯の支払いに使う。

19時になったばかりで、サイケが流れるフロアはガラガラ。
踊っている人など1人もいないフロアは、ちょっとした体育館ほどはある広さだ。

とりあえずはカウンターの脇で乾杯をすると、彼女は歌舞伎町にはじめてきたと明かした。

とある役所から、東京都主催のスポーツ大会の運営委員会に出向しているという。

なんのスポーツ大会かは明かさないが、その大会のマーケティングの仕事をしてるとも。

今日は新宿区役所に打ち合わせで来て、先方の担当者とビールを飲んで直帰するところだったとも。

マーケティングという単語は知っているが、なぜスポーツ大会にマーケティングなのかわからないし、詳しく訊いたものなら自分の無学無能が曝されてしまいそう。

話しながら耳に髪をかけた彼女は、仕事が充実しているように見えた。

「そうそう、風俗の話だったね」
「やらないよ」
「あのさ、誤解してるんだよ」
「ううん、してない」
「お客さんとは、セックスするんじゃないよ」
「ハハハッ」
「セックスしないでイカせるの」
「ハハハッ」
「わかな、そのあたり得意でしょ?」
「ハハハッ、やらないよ」

風俗のことなど、よくわかってないはず。
ホテルにいってセックスすることを風俗だと思い込んでいる女の子も沢山いるし、ソープランドがすべての風俗だと思い込んでいる女の子も沢山いる。

その辺りからかな、と話してみた。
驚きはみせながら聞いてはいるが、他人事のような「やらないよ」で笑い飛ばされる。

そこまでの好奇心ではないようだが、嫌悪感は浮かんでない。
グラスを置いた彼女は、また耳に髪をかけている。

「土日だけでもどう?」
「やらない、やらない」
「土曜の夜だけでも稼げるよ」
「やらない、やらない」

稼げる金額も訊いてこないということは、やはり興味もやる気もないのだ。
2杯目を飲み終えるころには諦めて、もう風俗の話はしないと約束した。

耳元の声と短めの会話がキスに

この柔らかそうで知的な耳をしゃぶってみたかった。

フロアには5人ほどが踊っている。
3杯目を手にして、フロアを横切って奥のシート席に移った。

スカウトが無理だったら、このフロアの奥の暗いシートに座るのを企てていた。
コマ劇前で、彼女のヒップラインを目にした瞬間から企てていた。
好きなヒップラインだったのだ。

大型スピーカーが脇にあるシートに横並びに座った。
フロアでいちばん暗いシートになる。

大音量で、話し声は聞き取りずらくなる。
シートの背に手を回して、短めの会話は耳元となって、そのうちに途切れ気味になってきた。

彼女の体を寄せても、身をかわすことがない。
耳元に話しかけるように見せかけて頬に手を当てると、彼女は息を吸い込みながら肩をすくめたが、かまわずに耳を唇で挟んでやった。

この柔らかそうで知的な耳を吸ってみたかった。
いや、というよりも、彼女の頭部ではいちばんに動物的な鋭さが剥き出している。

耳は捕えた。
とたんに彼女は身震いして悲鳴を上げたのだが、耳たぶを噛まれて、髪の匂いを嗅がれて、丸い頭を鷲つかみされただけだった。

鷲つかみされた頭は、強引に横に捻られた。
キスをすると「ンン・・・」と喉元で声を出している。

抵抗はない。
自分は唇を割って舌を突入させて、逃げ回る舌を追い詰めた。

追い詰められた舌は、おとなしく先端をちろちろと触れ合わせてきてから、ぐるぐると絡まるように動いた。

彼女は目を薄く閉じて、詰めていた息を鼻から漏らして、脱力しながら舌を動かしている。

ジャケットの下の胸の膨らみをゆっくりと揉んでいき「ダメ」だかなんだか呻いている唇を吸って、勃起を握らせた。

チノパンの股間に手を伸ばすと、スピーカーからの大音量で聞きとれないが何かを言っている。
「会ったその日はダメッ」と訴えている。

いかに店で女の子を脱がしたときには、店長の力学が働いていたのかを実感した。
店に面接にきて講習をする女の子は、まな板の上の鯉状態なのだ。

とにかくも彼女には、もう少し手間がかかる。
自分の理解では、こんなときにこんなことを言う女の子は、彼氏に悪いからなどという薄ぼんやりしたダメを口にしているのではない。

準備ができてないから、マンコから汁が垂れ流れていてパンティの汚れを見られたくないとか、蒸れたマンコの匂いを気にしているなどの現実のダメを指している。

たぶんだけど。
あとは、彼女を悪者にしないための言い訳か。

スピーカーからの大音量に負けないくらの声で、彼女の耳元でがなり立てた。

「ごめんね、オレがわるかった。オレもそうだよ、えっ、会ったその日ってなんかいやだ。でも、わかなは別だよ。じゃ、ホテルいこ。え?そうなの?だって、ここまでしちゃったんだもん。適当なことはしない、ちゃんとゴムもつけるから。え?ちがう?あのな、わかな。オレはわかなを知りたい!こんな風俗なんて関係なしに、1人の男として、わかなを知りたい!でないとホテルになんていけない!」

気がつけば、先月の逮捕の取調べでの係長の言葉をアレンジしていた。
心に残る言葉だったのに。

いつかはそれを言える大人の男になりたいと思っていたのに。
こんなときに勝手にアレンジして使ってしまった。

彼女のほうとしては、はっきりと聞こえて頷いたわけではない。
肩を前後に揺すられて、スピーカーの大音量の中で大声でがなりたてられて『もう、わかったから』と観念したかのように頷いていただけである。

しかし、自分はアレンジを口にしてしまった。
忸怩たる思いで、彼女の肩を両手で強く締め上げた。

花道通りを超えると歌舞伎町2丁目のラブホテル街

『CODE』を出ると、ラブホテル街までは徒歩1分圏内。
「さっき、耳たぶ、ぞっとしちゃった」と笑んでいる。

なんだ、そのつもりだったのか。
やる気はあるのだ。
むやみに心に残る言葉をアレンジさせやがって。

懲罰としての勃起ってある。
ラブホテルの部屋のドアを閉めると、彼女を抱き込んで耳たぶを吸っておっぱいを揉んでジャケットを脱がしてベッドになだれこんで、うつぶせにしてからはチノパンのお尻に抱きついた。

着衣のお尻への執着に、彼女は身をよじらせて逃れようといたが、体重を乗せた抱きつきに諦めたようだ。

パンティラインには、十分に顔に押し付けた。
一番の難関であるチノパンのホックは外された。
パンティを脱がしてからは、両方の太腿をつかんで高く広げた。

「アァ・・・、それって・・・、ウソ・・・」
「どうしたの?」
「おふろ・・・」
「オレは平気」
「ア・・・、ウソ・・・、汗かいてる・・・」
「オレ、そのまま舐めるのが好きなんだ、広げて」
「アァ・・・、ウソ・・・」

彼女は顔を背けて否定しながらも、すんなりと脚を広げている。
蒸れからくる生臭さがあるが、彼女のだったら気にならない。

アナルの脇には、わずかな白い粒がひとつだけ付着していた。
トイレットペーパーの拭きカスだった。
米粒の半分ほどの白い粒が、ほほえましく感じた。

きちんときれいに拭いたつもりが、気がつかないまま小さく残っているのが、彼女の日常のささやかなうっかりを目の当たりにしたようなほほえましさ。

あの、いさぎよく見せつけるようなヒップラインの奥に、こんなものを隠していたとは。

白い粒がついていることを口にしたら、彼女は羞恥で足を閉じてしまうだろうから、胸の内で『ああ、かわいい』とつぶやいて、小さな白い粒を舐めとった。

口に含んだ白い粒は、歯先で噛んでから飲み込んだ。
無味だったのが、もの足りなかった。

女性のアナルの謎

陰毛の茂みの匂いを嗅いで内腿にキスをした。
しなしなになって張り付いている陰唇を舌先で舐めて剥がした。

普段から局部は丁寧に洗っているようで、さほど匂いはない。
すでに膣口はぬめっている。

尿道口には微かな酸味。
ふやけ気味のクリトリスは、舌先で丁寧にほじくり返した。

感度がいい。
すぐにピンピンになったクリトリスだった。

覆っている皮をめって、ぴょっこりと剥き出しにされたクリトリスは、舌先で上下に弾かれた。

彼女は息を詰めて、手をばたばたさせてから、お腹と太腿を力ませて、軽いブリッジをして呻いている。

「アァッ・・・、ウソ・・・」
「・・・」
「ア、ウソ、ウソ・・・」
「ホントだよ」

さっきから、なにに対してウソと言っているのかは不明だった。

クリトリスは舌先で揉みこまれて、軽いブリッジは繰り返され、やがて小さくお尻を震わせてから、だらしなく呻いて脱力している。

3回ほど、ブリッジと脱力を繰り返した彼女の腰元を掴んで引き上げた。
正座した膝の上に彼女のお尻を乗せて、さらに大きく開脚した。

まんぐり返しにされた彼女は、思いきり顔を背けている。
さらけ出されたアナルを舌先でなぞった。

「アァ・・・、ウソ、それって・・・」
「それ?」
「ちょっと、ヘンタイっぽいよ・・・」
「ヘンタイっぽいじゃなくて、ヘンタイなの」
「イヤァ・・・」
「うごかないで、そのまま」
「アァ・・・、ウソ・・・」

広げたアナルには、舌先をドリル式に捻り込んだ。
さっきの白い粒と同様に、アナルの奥の粘膜にも無味だった。

「わかなさ、アナルでしたことある?」
「エッ」
「あるの?ここで?したこと?」
「ないよ・・・」
「じゃ、あとでしようね」
「エエ・・・、ウソ・・・」
「ホントだよ」

不思議だ。
女の子のアナルは無味が多いのだ。
よほど洗っているのか。

ケツ毛が少ないとか、排泄の回数が少ないというのも関係しているのか。
まあいい。

3年ぶりの膣穴

久しぶりのセックスに悪ノリしすぎた

彼女の膣穴に勃起の先端を入れた瞬間には、深いため息が出た。

3年ぶりだった。
智子以外の膣穴は。

今年になってからは店で講習をして、女の子の肉質や肌感にはふんだんに触れていたが、フェラもされて射精もしていたが、膣穴の挿入は3年ぶりだった。

ゆっくりと腰を進める。
濃い粘りがあるマンコ汁が勃起に絡みついてきた。

根本まで埋め込んで一呼吸してから、ゆっくりと先端まで送出する。

3度ほど繰り返すと、絡みついていたマンコ汁が勃起の皮膚になじんできて密着した。
まとわりついた粘液で、勃起が光っている。

「ああ・・・」と呻いてからは、彼女のに覆いかぶさった。
彼女は喘ぎながら、可愛らしいお願い口調で言ってきた。

「ネ、つけて・・・」
「うん、つけるよ」
「いま・・・、いまつけて・・・、ね」
「最初だけ、もうちょっとナマでさせて」
「ウソ・・・、アァ・・・、つけて・・・、おねがい・・・、つけて」
「ナマ、きもちいいね」
「アアアッ、ウソッ・・・、おねがい・・・、つけて」
「つけるよ、ああ、いい・・・」

さんざんとお願いさせてからコンドームをつけた。

懲罰としての勃起は、3回連続の射精をした。
勃起は変質して、衰えを見せずに、新たな刺激を求めてきたようだった。

4回目には腰を動かしたまま、彼女に気がつかれないように、脱がせたままベッドの隅にあるパンティーを手にとった。

薄いブルーのパンティのバックを上にして整えて広げて、その横にはチノパンの尻部を上にして整えて置いた。

彼女が着衣の物色に気づきそうになるとキスで制した。
パンティとチノパンが揃ったところで、彼女を四つん這いにして挿入。

これをしたかった。
生尻の肉感を味わいながらの、パンティとチノパンのセットの鑑賞を。

お尻を掴んで突きぬいていると、わずかに射精感がきた。
彼女の断片にまとめて射精だ。

スカウト通りでの笑顔、揺れたおっぱい、歩く脚、チノパンのヒップライン、それら断片を頭に代わる代わる思い浮かべながら4回目の射精感が近づいてきた。

– 2022.3.18 up –