スカウト3年目に

あいかわらず「数打ちゃ当たる」というスカウト方法で、AVや風俗に入れ込む日々は続いた。女の子に対するどうしようもない不思議さ・・・というのは以前よりもなくなってきいたし、スカウトの流れも読めるようにもなってきた。

スカウト3年目に

奥村美由紀、26歳、看護師、自殺願望あり、スクランブル交差点でスカウトしてAVに

平日の夕方にスカウトした彼女。「死ぬからいいです」なんていっていたが、この手は突き放すぐらいがいい。しゃべり過ぎないということが重要なポイント。
スカウト3年目に

小沢のぞみ、18歳の短大生で風俗未経験、スカウト通りで声かけてから

去年の9月にスカウトしたときは短大に通う18歳だった。性感ヘルスに入店したのは、バーの主任だという彼氏の支払いのため。まずAVの話をして「今すぐじゃないから」と、わざと考える時間をつくる
スカウト3年目に

ホストのカケに、AV事務所に、風俗専門の闇金に

歌舞伎町の性感ヘルスに入店してから3ヵ月経った。真面目に働いていた彼女だったが、お金の相談があった。お金については話し方がある。AVは好奇心からのスカウトが目立つが、風俗は稼ぎからのスカウトが目立つ。
スカウト3年目に

無修正動画の現場に入れ込んでから

カメラのフラッシュを浴びながら全裸の彼女は脚を大きく広げられて、既に1人の男に挿入されていた。彼女は手をダラリとさせて無表情で宙を見たまま視点が定まってなかった。
スカウト3年目に

三浦恭子、20歳、歯科大学生、活発な性格、アルタ前広場でスカウトして

アルタ前広場で声を掻けた彼女は派手め。驚きが交じった断りをしてきた。今までにAVスカウトの話は聞いたことがない感触がした。バイト感覚のキャバクラ希望の女の子は多いのでいちいち相手にしてられなかったが、彼女はまあいいかとイタトマへいった。
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松本はるか、21歳、歌舞伎町の性感ヘルス、スカウトしてから1年後に

1年ほど前にスカウトしてAVプロダクションに所属させた彼女を新宿駅東口で見かける。大学生でもありながら歌舞伎町でヘルスもしていた彼女だったが大きく雰囲気が変わっていた。学校の先生になるという。「わたし、回り道したけど」などという。
スカウト3年目に

村上恵子、31歳の大手町の会社員、新宿駅東口でスカウトして人妻系AV女優に

新宿駅東口でスカウトした彼女とは、AVにはすべてプロットがあると話した。結婚歴はなく年上の男性と不倫関係にあるとも話した。AVプロダクションに所属した理由はプライベートの辺りにキーワードがありそうだったが詳しくは聞かなかった。
スカウト3年目に

スカウト方法を教えて欲しいという質問

スカウトは無口ぐらいのほうがいい、というのが持論でもある。スカウトのときは、ビシッと、バシッと、ズバッと、・・・という態度で女に接しないと後々に動かすことができない。
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歌舞伎町の外国人

早起きしたこともあって朝から新宿に出た。意気込んでスカウト通りにいくが、そんなときほど上がらないものだった。さっぱり女の子の足は止まらない。こんな日はまっすぐうちにかえる。
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スカウト方法の変化

「AVはムリだけど、風俗を考えてみる・・・ 」というコにアプローチできたのを機にスカウトは早めに切り上げた。今年になってからは、真っ当というか、少なくとも騙してお金をとるといった詐欺師のようなことはしなくなっていた。
スカウト3年目に

中野あき、17歳の高校生、援交で新宿にきたところをスカウト通りで声をかけて

年末の新宿駅東口は人出がある。思うように動けなくてスカウトもうまくいかない。ただつまらなそうな彼女の表情を見ていて、なんていうのか、純粋とも危うさとも暴発ともとれる若さを感じた。